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超初心者のための 〜ど素人☆雑魚釣り入門〜

一口メモ@:ダイオキシン類
 塩素、酸素、炭素、水素の存在下でものが燃焼するときにできます。環境中では分解されにくく、水には溶けにくいが、脂肪など油分に溶けやすく、食物連鎖を通じて生物濃縮されやすい性質があります。
 ダイオキシン類は、構造および毒性の類似するPCDD、PCDF及びコプラナーPCBの3種類の化合物群からなり、PCDDは75種類、PCDFは135種類、コプラナーPCBは数十種類の仲間があります。このうち毒性があると見なされているのは29種類です。

ダイオキシン類

ダイオキシン
ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン化学式
ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDDs)
ポリ塩化ジベンゾフラン化学式
ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)

コプラナーPCB
コプラナーPCB化学式
コプラナーPCB(Co-planarPCB)

食物連鎖
上位のものが下位のものを食べ、化学物質も取り込むこととなる

食物連鎖


[一口メモA:pgという単位について]

1pg(ピコグラム)は1兆分の1グラムです。

では、「1兆分の1」とはどれくらいでしょうか。
東京ドームの大きさ(約100万m3=1兆cm3)に対し、サイコロ程度の大きさ(約1cm3)が、だいたい「1兆分の1」です。

[一口メモB:TEQ(毒性等量)]

 ダイオキシン類は通常、類似化合物の混合体として環境中に存在しており、それぞれの毒性の強さが異なるため、混合物の毒性としては、各類似化合物の量にそれぞれの毒性(最も毒性が強いとされる2,3,7,8-TCDDの毒性を1とし、その相対値としてあらわした係数)を乗じた値を合計した毒性等量(TEQ:Toxic Equivalent)として表します。

[一口メモC:耐容一日摂取量(TDI)]

 耐容一日摂取量(TDI:Tolerable Daily Intake)とは、長期にわたり体内に取り込むことにより健康影響が懸念されるダイオキシン類のような化学物質について、人がその量を一生涯にわたり、毎日取り込んでも、健康に対する有害な影響が現れないと判断される、1日当たり体重1kg当たりの量です。

【計算してみましょう:耐容一日摂取量と食品中のダイオキシン類濃度について】
 食品中のダイオキシン類濃度がわかったら、耐容一日摂取量(TDI)と摂取量の関係は以下のような計算で知ることができます。

あなたが生涯にわたって毎日摂取しても、問題のない1日当たりのダイオキシン類の摂取量(pg−TEQ)= 4pg-TEQ/kg体重/日 × あなたの体重(kg) ・・・@

食品から摂取するダイオキシン類の量
 ある食品中のダイオキシン類の濃度(pg-TEQ/g) × 1日当たりのその食品の摂取量(g) ・・・A

 @とAを比較することで、耐容一日摂取量と実際に食品から取った摂取量の関係を知ることができます。仮にAが@を越えたとしても、一時的な超過であれば問題ありません。 1週間あるいは1ヶ月といった長期的な摂取量について判断することで、実際の食生活の指針とすることができます。

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