超初心者のための 〜ど素人☆雑魚釣り入門〜 | ||||
|
||||
|
||||
このコラムは、サイト管理者が独断と偏見でテーマを決め好き勝手に解説していくコーナーです。 | ||||
|
||||
釣り場の恐怖−教え魔 |
||||
釣り場には初心者や女性をターゲットに 自分の巣である『蟻地獄』に引き込もうとする魔物がいます。 |
||||
魔物の名前は 教え魔 まっこと恐ろしい妖怪である |
||||
今回は、私自ら教え魔に遭遇した体験談をご紹介します。教え魔に遭遇したときは釣り初心者の方々はまず『親切な人』と勘違い?をします。確かにはじめの内は教え魔も「やさしく教えてあげよう♪」なんて気でいるのでしょうが、しまいには『自慢話』などにかわったりします。また、教え魔の自慢話は長引く傾向にあり、エンドレスで聞かされるほうはたまったもんじゃありません。壊れたレコード(古っ)でも聞いてるほうがよっぽどましです。 |
||||
(実例その2)仕掛けまで作るか...ほんまに... | ||||
春先の休日にいつものホームグラウンドでグレをターゲットにヌカ切りをしていたときのことです。後ろからなにやら声をかけてくる人物がいます。振り返ってみると、年は50歳前後で、頭に野球帽をかぶりまだ春先だというのに顔は日焼けで真っ黒のおいやん(おじさん)が立っていました。身なりからして地元の常連の釣り師でしょう、なぜか片手にジェットテンビンをぶらぶらさせています。 |
||||
真っ黒いおいやん:「お兄ちゃん(私のこと)いつもよう(度々)釣りにきてんなぁ」 わたし:「はぁ...」 真っ黒いおいやん:私の配合ヌカをジロジロ。 わたし:「???」 真っ黒いおいやん:「こんなヌカやったら釣れんわ」 そう言うなり余っていた配合ヌカを入れて混ぜだしました 真っ黒いおいやん:「グレは軽いヌカだんごでないと連れやんのや」 「仕掛けはこれこれ、こういうふうに作るんや」ぺちゃらくちゃら... わたし:「なるほど、この人の言うこと理にかなってるな..感心」 |
||||
上の会話のように、真っ黒いおいやんは私に声をかけてくれた後、すぐさま改善点をご教授くださいました。おいやんの言うことは「さすがベテラン!」と感心させられる釣り理論で思わず「師匠!」と叫びたくなるほどでした。しかし、その後が最悪でした。自慢話をしまくり、挙句の果てに私の道具箱の中身でいろんな仕掛けを勝手に作ったり、ウキや釣り糸などを勝手にさわりまくるのでした。 | ||||
真っ黒いおいやん:「こんどはキスの投げ釣り仕掛け教えちゃろか?」 私の道具を使い「こうして、あーして」 わたしの心の叫び:「(なんで勝手に人の道具で仕掛け作ってんねん!キスの時期ちゃうやろ)」 真っ黒いおいやん:「わしはこの仕掛けでキスを何十匹って釣ったんや」 「こんどはサビキの仕掛け教えちゃろか?しゃーないなぁ..」 私の道具を使い「てきぱき、テキパキ」 わたしの心の叫び:「(だれも頼んでへんやろ!)」 真っ黒いおいやん:「こないだグレにガシラにめちゃめちゃ釣ったわ」 「今度はフカセの仕掛け教えちゃろか?」 わたしの心の叫び:「(お願いやからどっか行ってくれ〜)」 |
||||
とこのように、真っ黒いおいやんの、仕掛け作り→自慢話→仕掛け作り→自慢話のローテーションは永遠と続き、教え魔のあり地獄にはまったカヨワイ私はその日一日満足に釣りを楽しむことができませんでした。しかし、この悪夢はこの日だけで終わらず、この釣り場に行く度においやんが真っ黒い顔をして私に手を振りニコニコ顔で寄ってくる始末。それからしばらくの間は、人気のない場所で釣りをすることになったのでした。 | ||||
■ 教え魔対策 | ||||
全国の主要釣り場には教え魔が必ずいるといっても言いすぎではないでしょう。「教え魔に遭遇したからあの釣り場には行かない」などと言っても次の釣り場でも堂々巡りになるとまちがいなしです。教え魔に遭遇した場合の対策の一つは『一切気にしないで軽く受け流すこと』につきます。教え魔といえども反応の薄い相手では教え甲斐もないというものでしょう。また、軽く受け流すことができないあなたは究極の教え魔退治方法として『教え魔よりも釣りの腕前を上げること』があります。時間のかかる対処法ですが、腕前を上げればあなたの成長した姿に教え魔も唖然!しっぽを巻いて逃げていくでしょう。(爽快!!) | ||||
※釣り場には教え魔以上に親切な人がたくさんいますから、 初心者の方も安心して釣り場にお越しください。 |
||||
カルトで魚(ぎょ) !【[06] 釣り場の魔物×教え魔@】 | ||||
|
||||
|